「車って本当に必要ですか?」と聞かれたら、私は間違いなく「東京に住んでいる限り、要らない」と答えます。19歳で免許を取得して以来、26年間一度も自分名義の車を所有していません。
「じゃあ不便でしょ?」と思うかもしれませんが、正直なところほぼ不便を感じていません。そしてこの選択で、20年間に約1,800万円の節約ができた計算になります。もしこの金額をS&P500にドルコスト平均法で投資し続けていたら——結論から言えば、最大約5,400万円になっていた可能性があります。
今回は「車を持たない生活の実態」と「その節約がどれほどのインパクトを持つか」を、実際の試算と合わせてお伝えします。
【目次】
- 私が26年間、一度も車を持たなかった理由
- 車を持つと年間いくらかかるのか?東京の場合
- 20年間の節約総額:1,800万円という現実
- これをS&P500に投資し続けたら?驚きのシミュレーション
- 「車なし生活って不便じゃないの?」への本音の回答
- 必要な時だけ乗れる:タイムズカーシェアという答え
- タイムズカーシェアをおすすめする理由
- こんな人に特に向いている
- まとめ
私が26年間、一度も車を持たなかった理由
私は18歳から東京暮らしです。19歳で普通自動車免許を取ったものの、東京は電車があれば大抵どこでも行けるため、車を購入するタイミングがありませんでした。
社会人になってからもずっと都内の賃貸で生活し、31歳で結婚してからは妻の実家に同居することになりました。義父が車を持っていたため、帰省や大型の買い物など「どうしても車が必要な場面」はそちらを借りることができました。
そして現在45歳。振り返れば、「なくて困った」と感じたことはほとんどありません。むしろ、この選択が家計の面で大きな恩恵をもたらしてくれていたと改めて実感しています。
車を持つと年間いくらかかるのか?東京の場合
まず、「そもそも車を持つとどれくらいかかるのか」を整理します。東京在住で普通乗用車(1,500cc以下)を1台所有するケースで試算しました。
| 費目 | 年間費用の目安 | 補足 |
|---|---|---|
| 車両代(減価償却) | 約36万円 | 180万円の車を5年で買い替え |
| 自動車税 | 約3.1万円 | 1,500cc以下 |
| 車検費用 | 約5万円 | 2年ごと10万円換算 |
| 自動車保険(任意保険) | 約11万円 | 対人・対物・車両保険フル |
| ガソリン代 | 約8.5万円 | 年間8,000km・燃費15km/L・160円/L |
| 駐車場代(東京) | 約36万円 | 月3万円×12ヶ月(都内最低水準) |
| タイヤ・消耗品・メンテ | 約3万円 | オイル交換・タイヤ交換等 |
| 合計 | 約103万円/年 | 月換算で約8.6万円 |
⚠️ 東京の駐車場代は特に注意
都内の駐車場代は立地によって月3万〜8万円以上まで幅があります。今回は月3万円という控えめな想定ですが、港区・渋谷区・新宿区などでは5〜8万円台が相場です。実際には年間100万円超えは珍しくないのが東京での車所有の現実です。
これに対し、車なし生活での代替コスト(カーシェア・レンタカーを月1万円程度利用)を引いた年間純節約額は約91万円。月換算では約7.5万円の差になります。
20年間の節約総額:1,800万円という現実
25歳から45歳までの20年間、この差額が積み上がると——
月7.5万円 × 12ヶ月 × 20年 = 1,800万円
ただ使わなかっただけで、1,800万円もの差が生まれる計算です。これは元本だけの話です。この金額を「死蔵」させずに運用に回していたら、どうなるでしょうか。
これをS&P500に投資し続けたら?驚きのシミュレーション
節約した月7.5万円を、毎月S&P500にドルコスト平均法で投資し続けた場合を試算しました。S&P500は米国主要500社に分散投資できる代表的な株価指数で、長期リターンとしてよく引用されるのが年平均10%前後(過去の長期実績ベース)です。
今回は年利7%(保守的シナリオ)と年利10%(長期平均シナリオ)の2パターンで試算しました。
| シナリオ | 元本(20年累計) | 最終資産額 | うち運用益 |
|---|---|---|---|
| 年利7%(保守的) | 1,800万円 | 約3,800万円 | 約2,000万円 |
| 年利10%(長期平均) | 1,800万円 | 約5,400万円 | 約3,600万円 |
元本1,800万円が、保守的に見ても約3,800万円、長期平均で見れば約5,400万円に育つ計算です。
📌 ドルコスト平均法の力
毎月一定額を機械的に買い続けることで、価格が高い時は少なく、安い時は多く買えるため、購入単価が自然と平準化されます。「いつ買うか」を考えなくていいため、感情に振り回されず継続できるのが最大のメリット。私自身、株式投資の基本スタンスでも同じ考え方を実践しています。
「車の維持費を払い続ける」か「その分を複利で育てる」か——20年経てば、その差は数千万円になります。この事実を知ったうえで選択するかどうかは、大きく変わってくるはずです。
「車なし生活って不便じゃないの?」への本音の回答
正直に言うと、東京に住んでいる限りほぼ不便はありません。
電車・地下鉄・バスのネットワークが充実しているため、仕事・買い物・外食・通院のほとんどは公共交通で完結します。宅配便の普及により、重い荷物も玄関まで届く時代です。スーパーやドラッグストアへの買い出しも、自転車があれば十分カバーできます。
「車がないと困る」と感じるのは、主に以下のシーンです。
- 遠方への帰省や旅行(高速道路を使いたい)
- 大型家具・家電の運搬
- 週末に子どもを連れてレジャー施設へ行く
- 深夜や早朝の急な移動
これらは月に何度もあるわけではありません。だからこそ、「所有して毎月8万円払い続ける」のではなく、「使う時だけ借りる」という選択肢が合理的になってくるのです。
必要な時だけ乗れる:タイムズカーシェアという答え
「使う時だけ借りる」を実現する最もシンプルな方法が、カーシェアリングです。レンタカーとの違いは主に3点あります。
| カーシェア | レンタカー | |
|---|---|---|
| 最短利用時間 | 15分〜 | 6時間〜(店舗による) |
| 手続き | アプリで予約・開錠 | 店頭で書類手続きが必要 |
| 営業時間 | 24時間365日 | 営業時間内のみ |
| ステーション数 | 駅周辺・マンション内など多数 | 店舗まで行く必要あり |
ちょっとした用事に車が使いたいとき、レンタカーは「1日単位」が基本で手続きも面倒です。カーシェアなら15分単位から使えて、予約も返却もスマホ一つで完結します。
タイムズカーシェアをおすすめする理由
カーシェアの中でも私がおすすめするのがタイムズカーシェアです。
📌 タイムズカーシェアの主なポイント
① ステーション数が業界最大規模
全国に14,000か所以上のステーションがあり、都市部では駅前・コンビニ・マンション内など徒歩圏内で見つかりやすいのが強みです。
② ガソリン代・保険料がすべて込み
利用料金の中にガソリン代・自動車保険が含まれています。乗り終わったら燃料計が一定以下の場合は給油できるカードも車内に常備されており、手出しのコストが予測しやすいです。
③ 24時間365日・アプリだけで完結
予約・開錠・返却すべてスマホアプリで完結。深夜でも早朝でも、店舗に行く必要がありません。
④ 短時間利用でもコスパ◎
15分単位で利用でき、ちょっとした買い物や送迎にも使いやすい。月数回の利用であれば、維持費ゼロで「必要な時だけ」使えます。
月の基本料金は数百円程度(詳細は公式サイトをご確認ください)と低く抑えられており、利用する月だけコストがかかる仕組みです。車を所有して毎月8万円以上を固定費として払い続けるのと比べると、家計への影響はまったく異なります。
こんな人に特に向いている
- 東京・大阪など都市部に住んでいる人:公共交通が発達しており、日常生活で車の出番が少ない
- FIREや早期退職を目指している人:固定費を下げるほど、必要な資産規模が小さくなる。車代の節約は即・投資元本になる
- 独身・DINKs・子どもが小さい世帯:車が必要な場面が限られているため、カーシェアで十分カバーできる
- 賃貸暮らしで駐車場代が別途かかる人:都内では月3万円以上の駐車場代が丸ごとなくなるインパクトは大きい
逆に、地方在住で公共交通が不便な環境や、子どもの送迎・習い事で毎日車を使う家庭には向かない場合もあります。まずは自分の利用頻度とコストを一度計算してみることをおすすめします。
まとめ
- 東京での車保有コストは年間約103万円(月8.6万円)。これはカーシェア代と比較すると、年間で約91万円の差が生まれる
- この差額(月7.5万円)を20年間S&P500に投資し続けると、元本1,800万円→最大約5,400万円になる計算
- 「不便では?」という疑問に対して、東京在住であれば日常生活はほぼ公共交通で完結する
- どうしても車が必要なシーンには、タイムズカーシェアが「必要な時だけ、必要なだけ」を実現してくれる
- 車を持たないことは「我慢」ではなく、浮いたお金を資産形成に回すための合理的な選択だと私は思っています
FIREを目指すうえで、支出を減らすことと資産を増やすことは表裏一体です。「車」はその中でも削減インパクトが最も大きい固定費の一つ。見直す価値は十分にあると思います。
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※本記事の維持費試算は一般的な条件をもとにした参考値であり、実際のコストは車種・地域・走行距離・保険内容等によって異なります。S&P500の運用シミュレーションは過去のリターンをもとにした試算であり、将来の運用成果を保証するものではありません。投資は必ずご自身の判断と責任のもとで行ってください。タイムズカーシェアの料金・サービス内容は変更になる場合があります。最新情報は公式サイトをご確認ください。


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