「何にお金を使うか」が、人生の自由度を決める。
大げさに聞こえるかもしれないが、本気でそう思っている。10年前の自分が、毎月何にいくら使っていたかを振り返ると、「あれは必要だったかな」と感じるものがかなりある。一方で「あれはやっておいてよかった」というものもある。
今日は、私が意識的に「やめた出費」と「惜しまず続けている出費」を、それぞれ5つずつ正直に書いてみたい。
節約の話ではない。お金の使い方を変えることで、人生の選択肢が増えるかどうかの話だ。
【目次】
🔴 自由を奪う出費 5つ

① 見栄のための買い物
ブランドそのものを否定するつもりはない。品質が高く、長く使えるものは、むしろコスパが良いと思っている。靴は信頼性の高いものを選ぶし、長年使い続けている。「安物買いの銭失い」という言葉は本当にそうだと思う。
ただ、問題は「見栄のために」買うときだ。誰かに見せるために買う服、ブランドのロゴを見せるために持つバッグ——それは本当に自分が欲しいものか、と一度立ち止まって考える習慣を持つようにしている。
私のカバンはアウトドアブランドのもので十分だし、普段の服はユニクロと無印で揃えている。ブランドものを買うときは「長く使えるか」「価値が下がらないか」を基準にする。時計のように価値が上がるものは別として、流行に左右されるものは基本的に買わない。
見栄のための支出は、一時的な満足と引き換えに、自由のための資金を少しずつ削っていく。
② 使っていないサブスクリプション

気づいたら毎月引き落とされている——サブスクリプションはそういう「静かな出費」だ。
動画配信サービスは、私は基本的に加入していない。少々広告が入っても構わないと思っているし、そもそも「見たいコンテンツのためにどれだけ時間を使うか」を考えると、使わないサービスに月々の固定費を払い続けるのはもったいない。
今一度、自分のスマホとクレジットカードの引き落とし明細を確認してみてほしい。「そういえばこれ、使ってないな」というサブスクが1つ2つ眠っているはずだ。
③ 車の維持費

東京に住んでいる限り、車は「あると便利」だが「なくても困らない」ものだ。電車・バス・カーシェアを使えば、ほぼすべての移動はカバーできる。
車を所有すると、駐車場代・保険・税金・車検・ガソリン代が毎年100万円規模でかかる。これが固定費として毎年出続けることを考えると、「必要なときだけ使う」ほうが明らかに合理的だ。
私は19歳で免許を取って以来、26年間一度も車を所有したことがない。必要な時はレンタカーやカーシェアで十分だ。
📌 車なし生活20年のコスト削減と投資シミュレーションは、こちらの記事でも詳しく書いています。
→ 車を持たない生活20年|浮いたお金をS&P500に投資したらどうなったか試算してみた
④ 住宅ローン

「家を買うのは人生最大の買い物」と言われる。でも、それは同時に「毎月決まった金額を35年間払い続ける義務を負う」ということでもある。
私がもし住宅ローンを組んでいたら、会社を辞める決断はずっと難しかったと思う。毎月の返済がある限り、会社を辞めるリスクを取れない。固定費は、選択肢を奪う。
持ち家が悪いわけではない。ただ、「会社を続けることが前提でないと維持できない生活」をつくることが、自由を制限することにつながる、という視点は持っておきたい。
⑤ 高すぎる保険

保険は「不幸の宝くじ」だと思っている。当たってほしくないけど、外れたときのためのもの。
資産がある程度形成できれば、高い掛け金の保険は不要だ。安い掛け捨ての保険で必要最低限のカバーをしておけばいい。不動産を購入した場合には、団体信用生命保険(団信)で生命保険の代わりにもなる。
毎月2〜3万円を保険料に使うなら、その分を資産形成に回した方が長期的には豊かになれる。保険会社のビジネスモデルは、払い込んだお金より少ない金額を受け取ることで成立している——そのことを忘れないようにしている。
📌 保険と資産形成の考え方は、こちらで詳しく書いています。
→ 保険は不幸な宝くじ|生命保険代わりになる不動産投資と、遺族年金の試算
🟢 自由を増やす出費 5つ
① 本
本への投資は、間違いなくリターンが最も高いものの一つだ。1,500〜2,000円で、著者が何十年もかけて得た知識や体験を吸収できる。時給換算では、圧倒的にコスパがいい。
最近は「ネットで十分」という意見も増えているが、私は本の方が深く理解できると感じている。一度読んだだけでは足りない部分を、何度も読み返すことができる。頭への定着が違う。
最近はKindleで読むことも増えたが、やはり紙の本が一番だと思っている。メモを書き込めるし、パラパラとめくって読み返せる。読了した本が本棚に積み重なっていくことも、地味に励みになる。
📌 私が読んでよかった本・おすすめはこちら

② 生成AI

これは声を大にして言いたい。生成AIには迷わず課金すべきだ。
ChatGPT・Claude・Gemini——どれを使うかより、とにかく使い倒すことが大切だ。文章の壁打ち相手として、調べものの加速手段として、英語学習の相手として、アイデアの整理として——使い方を覚えれば覚えるほど、仕事と生活の効率が上がる。
月額2,000〜3,000円(サービスによって異なる)で得られるベネフィットは、その何十倍にもなる。「まだ無料版で様子見」という人は、一度有料版を使ってみてほしい。世界が変わる。
③ 海外旅行

最近、若い世代が海外へ行かなくなってきているらしい。もったいないと思う。
海外を経験することで、「日本が当たり前だと思っていたことが、当たり前じゃなかった」と気づく。文化・価値観・働き方・人との距離感——何もかもが違う環境に身を置くことで、視野が広がり、自分の考え方もほぐれていく。
リラックスだけの旅でもいい。何か新しい発見をしに行く旅でもいい。日常では味わえない非日常に身を置くこと自体が、人を成長させる。私は海外赴任という形で長期間海外に住む機会があったが、それは今の自分を形成する大きな経験になった。
お金はかかる。でも、それは確実に返ってくる投資だと思っている。
④ 英語

自動翻訳技術はどんどん進化している。それでも、英語ができるに越したことはない、と今でも思っている。
ニュアンスが伝わる、相手の意図が読める、資料を速く読める——翻訳ツールには限界がある部分が、英語力があれば補える。海外の情報を直接取りに行けるのも大きい。
私もかつてスクールに通い、参考書を何冊も買って学習した。最近は生成AIを英語の会話練習相手として使う方法も有効だ。AIはどんな質問をしても怒らないし、何度でも付き合ってくれる。英語学習への投資は、惜しまない方がいい。
📌 私が英語学習で使ってよかった教材

英会話に必要な部分の英文法だけを効率的に学ぼう
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⑤ 不動産投資

これは言わずもがなだ。
不動産は「資産を生む資産」だ。よく「金の卵を産むガチョウ」に例えられるが、まさにその通りだと思っている。物件を一つ持つと、毎月家賃が入る。そのキャッシュが積み上がったら、次の物件の頭金にする。また家賃が入る——このサイクルを回し続けることで、資産形成は加速していく。
最初は小さな一歩でいい。「まとまったお金が貯まったら始めよう」と思っていると、何年も経ってしまう。仕組みを理解することから始めるだけでも、大きな一歩だ。
📌 不動産投資を始めたきっかけや、1棟目購入の全記録はこちらから読めます。
→ サラリーマンが不動産投資を始めたきっかけ
まとめ——10項目を一覧で確認
| 分類 | 項目 | なぜそう判断するか |
|---|---|---|
| 🔴 自由を奪う | 見栄のための買い物 | 一時的な満足、資産にならない |
| 使わないサブスク | 気づかずに毎月消えていく固定費 | |
| 車の維持費 | 年100万円超のコスト。都市部なら不要 | |
| 住宅ローン | 35年の返済義務が会社を辞める選択を奪う | |
| 高すぎる保険 | 資産形成できれば不要になる | |
| 🟢 自由を増やす | 本 | 数千円で一生ものの知識・視野が得られる |
| 生成AI(有料) | 仕事・学習・生活の効率が劇的に上がる | |
| 海外旅行 | 視野が広がり、価値観が変わる | |
| 英語 | 世界とつながる手段。AIでも学習できる | |
| 不動産投資 | 資産を生む資産。複利で加速する |
「節約しよう」と思うと、なんとなく窮屈な気持ちになる。でも「自由を増やすためにお金を使おう」と考えると、同じ行動でも気持ちが変わる。
大切なのは、使う金額の多い・少ないではなく、そのお金が自分の人生に何をもたらすかだと思っている。
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あなたが「やめてよかった出費」や「続けていてよかった投資」はありますか?ぜひコメントで教えてください。同じような価値観の方とつながれると嬉しいです。
※本記事は個人の価値観・体験をもとに執筆しています。お金の使い方はご自身の状況に合わせてご判断ください。


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