「FIREを目指すなら、株式投資は何をすればいいですか?」——不動産投資の話をしていると、よくこの質問を受けます。
以前の記事(サラリーマンが不動産投資を始めたきっかけ)では不動産について書きましたが、私の資産形成は不動産だけではありません。会社員になった直後から、株式投資も並行してずっと続けてきました。
この記事では、私が株式投資において徹底している基本スタンスを整理して公開します。派手なテクニックではなく、地味で再現性の高い方法ばかりですが、FIREを目指す上では一番大事な部分だと思っています。
【目次】
- ①個別株ではなく、ETF・インデックス投資を選ぶ
- ②ドルコスト平均法で毎月決まった額を購入する
- ③持株会は会社員の特権。最大限に活用する
- ④短期では損をする。長期視点を持つ
- ⑤売却は「本当に必要なとき」だけ
- ⑥日本のインデックスではなく米国株(S&P500・SOX)
- まとめ:6つの基本スタンス
①個別株ではなく、ETF・インデックス投資を選ぶ
私は基本的に個別株には投資していません。投資の対象はETF・インデックスファンドに絞っています。
個別株は当たれば大きなリターンが期待できますが、一社の業績や経営判断、不祥事などによって急落するリスクを常に抱えています。どれだけ分析しても、その企業の内部で何が起きているかを完全に把握することはできません。一方でETF・インデックスは数百〜数千社に分散されているため、一社の失敗が資産全体に与える影響は限定的です。
銘柄選定に時間をかける必要がなく、市場全体の成長をそのまま享受できる——これが、会社員として働きながら資産形成をする私にとって、最も合理的な選択だと考えています。
②ドルコスト平均法で毎月決まった額を購入する
購入のタイミングは、毎月決まった額を、決まったタイミングで買う「ドルコスト平均法」に統一しています。
相場が上がっているときも下がっているときも、関係なく一定額を買い続けます。価格が高いときは少ない量しか買えませんが、価格が安いときには多く買えるため、結果的に購入単価が平準化されます。
何より大きいメリットは、「今買うべきか、待つべきか」を考えなくて済むことです。相場のタイミングを当てようとする行為自体が、長期的にはリターンを下げる要因になりやすいというのが、私がこれまでの経験から得た実感です。毎月の購入を自動化してしまえば、相場を見て一喜一憂する必要もなくなります。
③持株会は会社員の特権。最大限に活用する
会社に持株会の制度があるなら、会社員という立場の特権を最大限活かすべきだと思っています。私自身、入社直後からずっと持株会を続けています。
多くの持株会には、会社からの補助(拠出金へのマッチングなど)がついており、自分の出資額以上の株数を取得できる仕組みになっています。給料から自動的に引かれるため、ドルコスト平均法と同じように、意識せずに積立を継続できる点も大きなメリットです。
📌 私の経験
途中で一度、持株会で積み上げた株式をまとめて売却したことがあります。それでも、売却時点で投資額の数倍の金額になっていました。その後、ゼロから持株会の積立を再スタートしましたが、再開後の分だけでも、すでに数倍の評価額になっています。
持株会は「自社の業績に資産が集中するリスク」という見方もありますが、会社補助という他では得られないアドバンテージがある以上、私は積極的に活用すべき制度だと考えています。
④短期では損をする。長期視点を持つ
株式投資において、私が最も強く伝えたいのがこの点です。短期目線での売買は、ほぼ確実に損をします。
これは理論ではなく、私自身の失敗から学んだことです。短期的な値動きを当てようとトレードを繰り返していた時期があり、その結果約300万円の損失を出しました。チャートを見ながら「上がりそうだから買う」「下がりそうだから売る」を繰り返した結果、感情に振り回されて判断を誤り続けたのです。
この失敗以降、私は完全に短期トレードから手を引き、長期で市場の成長を取りにいくスタンスに切り替えました。一時的な下落があっても動じず、淡々と積み立てを続ける——地味ですが、これが結局一番再現性の高い方法だと身をもって学びました。
⑤売却は「本当に必要なとき」だけ
積み立てた株式・ETFは、基本的に売却せず持ち続けます。相場が良くても悪くても、保有を続けることが前提です。
売却するのは、本当に資金が必要になったタイミングだけです。私の場合、それは不動産を購入するタイミングに限定しています。不動産投資に関する考え方や物件購入の判断基準については、別の記事で詳しく紹介する予定なので、そちらも合わせて読んでいただければと思います。
頻繁に売買を繰り返すと、複利の効果が薄れるだけでなく、税金(譲渡益への課税)の分だけ資産の成長スピードが落ちてしまいます。「持ち続けることそのものが戦略」だと考えるようになってから、資産の増え方が安定してきたと感じています。
⑥日本のインデックスではなく米国株(S&P500・SOX)
インデックス投資の対象としては、日本のインデックスではなく米国株を選んでいます。現在保有しているのは以下の2つです。
- S&P500:米国の主要企業500社で構成される代表的な指数。世界経済を牽引する企業群に幅広く分散投資ができる
- SOX(フィラデルフィア半導体指数):半導体関連企業に特化した指数。今後も成長が見込まれる分野に、より厚みを持たせる目的で保有
日本市場は人口減少や長期的な経済成長率の鈍さを踏まえると、世界経済の中心である米国市場に資産を置く方が、長期的なリターンを期待しやすいと考えています。S&P500で広く市場全体を取りながら、SOXで成長期待の高い半導体セクターに上乗せする——これが現在の私のポートフォリオの基本構成です。
まとめ:6つの基本スタンス
- 個別株ではなく、ETF・インデックス投資に絞る
- ドルコスト平均法で、毎月決まった額・決まったタイミングで購入する
- 持株会があるなら、会社員の特権として最大限活用する
- 短期トレードはしない。短期は損をする前提で、長期視点を持つ
- 売却は基本的にしない。本当に必要なとき(私の場合は不動産購入時)だけ売却する
- 日本のインデックスより米国株(S&P500・SOX)を選ぶ
派手さはありませんが、これらを徹底して続けてきたことが、不動産投資と並んで今の資産形成を支えてくれています。次回以降の記事では、実際にどの証券会社を使っているか、どんな書籍を参考にしてきたかなど、より具体的な内容も紹介していく予定です。
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※本記事は筆者個人の投資経験・見解に基づく内容であり、特定の投資手法を推奨するものではありません。株式投資には価格変動リスクがあり、本記事の内容を参考にした投資判断によって生じた損失について、筆者は責任を負いません。投資は必ずご自身の判断と責任のもとで行ってください。


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