タイ駐在員として2行の銀行口座を開設した話|カシコン銀行・バンコク銀行の実体験と本人確認強化まで

タイ

⚠️ この記事を読む前に

この記事は、私がタイ駐在中の2023〜2025年ごろに実際に経験した内容を中心に書いています。タイでは外国人の銀行口座開設や本人確認の運用が頻繁に変更されています。現在の必要書類や開設可否については、必ず各銀行の公式サイトや利用予定の支店へ直接確認してください。

【目次】

  1. タイへ赴任して最初に必要だったこと
  2. 最初に開設したのはカシコン銀行
  3. 2026年現在のカシコン銀行の口座開設条件
  4. クレジットカードも同時に作った
  5. Mutual Fund口座も開設した
  6. タイの投資信託の税金については慎重に
  7. 2行目はバンコク銀行——理由はRabbit Card
  8. バンコク銀行もパスポートとWork Permitで開設できた
  9. 2025年ごろ、突然本人確認が厳しくなった
  10. 最初は「運転免許証を公証して」と言われた
  11. 放置したら、とうとう振込できなくなった
  12. カシコン銀行では顔認証登録が必要になった
  13. 口座は「作った後」も管理が必要
  14. 旅行者・観光客への注意
  15. 今また口座を作るなら、まず銀行に電話する

1.タイへ赴任して最初に必要だったこと

タイへ赴任した最初の週、まずやらなければならないことがいくつかありました。SIMカードを買う、住居の契約をする、会社への書類を提出する——そして、銀行口座を開設する。

給与を受け取るためにも、タイ国内の銀行口座が必要でした。会社から「出社初日に銀行へ行きましょう」と案内があり、タイ人のスタッフが一緒に来てくれることになっていました。

正直に言うと、そのときは何が必要で、どんな手続きをするのかをほとんど理解していませんでした。パスポートとWork Permitを持って、あとは言われるまま書類を出して署名していた——というのが当時の実態です。

それから数年が経ち、今はタイ勤務を終えています。振り返ってみると、口座を作るだけで終わらなかったな、と思います。開設後に本人確認の強化があり、送金が止まり、顔認証のために支店まで出かけた。そういう経験も含めて、ここにまとめておきます。

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2.最初に開設したのはカシコン銀行

私が最初に口座を開設したのは、KASIKORNBANK(カシコン銀行)です。緑色のロゴが目印のタイの大手銀行で、バンコク市内には支店とATMが非常に多い。

赴任直後、会社のタイ人スタッフと一緒に近くの支店へ行きました。給与振込の口座を作るためです。

当時持参したと記憶しているものは、Passport(パスポート)、VisaのページのコピーまたはパスポートごとBring、Work Permit、そして最初の入金用現金です。ただし、細かい書類の組み合わせまでは正確に覚えていません。スタッフが一緒だったこともあり、「これを出して、ここに署名して」という流れで進んでいった感じでした。

はっきり申し上げておきます:これは2023年前後の私の記憶であり、現在の必要書類ではありません。

タイ人スタッフが同行してくれたことで、手続きはスムーズでした。英語での対応も可能な窓口でしたが、細かいやりとりはタイ語で行われていたと思います。おそらく1〜2時間以内には手続きを終えていたと記憶しています。

3.2026年現在のカシコン銀行の口座開設条件

この記事の作成にあたり、カシコン銀行の公式サイト(外国人向け口座開設案内ページ)を確認しました。

2026年現在、カシコン銀行の公式案内では、外国人(個人)が普通預金口座・定期預金口座を開設する場合の必要書類として以下が示されています。

  • Passport(パスポート)
  • Non-Immigrant Visa(Non-Immigrant Visaの全タイプ)
  • タイへの入国目的を証明する書類(例:就労目的ならWork Permit)

また、公式サイトには次のような注記があります。

「観光目的のビザや、Visa on Arrival、Free Visa(ビザ免除)などのビザ種別では、口座を開設することはできません」(公式サイトより意訳)

つまり、2026年現在のカシコン銀行の公式ルールでは、Non-Immigrant Visaを保有していることが前提です。観光ビザ、ノービザ入国、Visa on Arrival、Destination Thailand Visa(DTV)での口座開設は認められていない旨が案内されています。

さらに、公式ページには「詳細はKBank支店でご確認ください」という案内があります。支店や担当者によって求められる書類が異なる場合があること、また銀行が追加書類を求める可能性があることは、公式でも示唆されています。

なお、最低入金額については、普通預金・定期預金では「なし」との案内がありますが、これも最新情報を公式で確認することをお勧めします。

📌 公式情報を確認する

KASIKORNBANK 外国人向け口座開設案内(公式)

ネット上には「観光ビザでも開設できた」「パスポートだけで作れた」という体験談が今でも出回っています。しかし、それは数年前の経験や特定の支店・担当者での話である可能性があります。現在の公式ルールと照らし合わせる必要があります。

4.クレジットカードも同時に作った

カシコン銀行での口座開設とほぼ同じタイミングで、クレジットカードも申し込みました。赴任先での生活費の支払いや、タイのオンラインショッピングに使いたかったためです。

ただし、カードが届いただけでは、オンラインショッピング等での利用には追加のアクティベーション(有効化)手続きが必要でした。後日、プロンポンにあるEmQuartier(エムクオーティエ)のカシコン銀行支店へ行き、案内に従って設定を完了させました。

現在のクレジットカードの有効化方法については、K PLUSアプリ上での手続きや変更がある可能性があります。最新の手続き方法はKBank公式サイトまたはK PLUSアプリでご確認ください。

また、外国人がカシコン銀行のクレジットカードを申し込む場合の条件(Passport、Visa、Work Permit、所得証明など)は、口座開設の条件と別に設定されています。現在の公式条件は変更されている可能性があるため、カード申込時には必ず銀行窓口で確認することをお勧めします。

5.Mutual Fund口座も開設した

タイに住んでいると、タイ国内の投資信託(Mutual Fund)を購入できるようになります。私はカシコン銀行でMutual Fund口座も開設しました。

手続きは銀行窓口で行いました。「Mutual Fund accountを開設したい」と伝えると、通常の預金口座とは別に、投資信託用の口座を作ることができました。その際にも、PassportとWork Permitを持参した記憶があります。

手続き自体はそれほど時間がかかりませんでした。口座開設後は、K PLUSアプリ(カシコン銀行のモバイルバンキング)から投資信託の購入・売却ができるようになりました。赴任期間中は、この口座を通じていくつかの投資信託を購入しました。

タイ国内で購入できる投資信託には、タイ株式型、債券型、バランス型、海外インデックスなどさまざまな種類があります。K PLUSアプリのUIは日本のアプリと比べても直感的で、特に大きな戸惑いなく使えました。

📚 関連記事:[タイで働く日本人の所得税については別記事にまとめています]

6.タイの投資信託の税金については慎重に

私が赴任していた期間中、投資信託を売却した際の個人の売却益について、税負担を意識する場面はありませんでした。ただし、これを「タイでは投資信託の売却益には税金がかからない」と断言するつもりはありません。

商品の種別(株式型・債券型など)、居住者区分、配当か売却益か、税制の改正など、さまざまな要素によって取り扱いが変わる可能性があります。私の経験はあくまでも当時のものであり、現在の税制については、タイ歳入局(Revenue Department)の公式情報や税務の専門家に確認するようにしてください。

また、海外の投資口座での運用益が日本の税務申告に影響する可能性もあります。現在はタイへの赴任を終えているため、投資口座の今後の扱いも含めて、日本の税務的な観点からも整理が必要と感じています。

7.2行目はバンコク銀行——理由はRabbit Card

タイで生活する中で、Bangkok Bank(バンコク銀行)の口座も開設しました。2行目です。

理由はRabbit Cardでした。Rabbit CardはバンコクのBTSスカイトレインなどで使える交通系ICカードのようなもので、チャージして使います。当時、Rabbit Cardへのチャージをスマートフォンから行おうとしたところ、私が使いたかったサービスではバンコク銀行との連携が便利でした。それだけの理由で、もう1行の口座を作りました。

ただし、現在のRabbit Card・Rabbit LINE Payなどのサービスの状況は変わっている可能性があります。バンコク銀行との連携方法や対応状況も含め、現在の情報は必ず最新のものを確認してください。この記事執筆時点で、過去と同じ方法が使えるとは断言できません。

8.バンコク銀行もパスポートとWork Permitで開設できた

バンコク銀行の口座開設は、プロンポンのEmQuartierにある支店で行いました。今度は一人で行きました。

持参したのはPassportとWork Permitです。ほかに書類が必要だったかどうか、正確には覚えていません。日本語は通じませんでしたが、英語で対応してもらい、特に大きな問題なく手続きが進みました。待ち時間を含めても、1時間以内だったと思います。

ただし、「英語さえ話せれば誰でも簡単に開設できる」とは書きたくありません。私のケースでは特に問題がありませんでしたが、担当者、支店、書類の揃え方、ビザの種類によって対応が変わることがあります。バンコク銀行でも、外国人が口座を開設するには原則として窓口での直接手続きが必要です。海外からの申し込みはできません(バンコク銀行公式FAQより)。

バンコク銀行の外国人向け口座開設条件や必要書類については、公式サイトまたは利用予定の支店へ直接確認することをお勧めします。

📌 公式情報を確認する

Bangkok Bank 外国人向け情報(公式) / FAQ(公式)

📚 関連記事:[タイのQR決済・スキャン決済についてはこちら]

9.2025年ごろ、突然本人確認が厳しくなった

ここからが、この記事の中で最も伝えたい部分です。

2025年ごろ、Bangkok Bankから連絡がありました。すでに開設済みの口座について、追加の本人確認書類を提出するように、という内容でした。

口座開設時に提出したWork Permitだけでは不十分ということで、追加で本人確認できる資料が必要とのことでした。

当時、タイでは不正送金やマネーロンダリング、いわゆる「mule account(名義貸し口座)」への対策が強化されているという報道がありました。私はその流れの一環で本人確認が強化されているのではないかと感じていました。当時、特定の事件に関連した報道もあり、それが一因ではないかと思いましたが、銀行から具体的な理由を説明されたわけではありません。あくまで私の推測です。

タイ中央銀行(Bank of Thailand)や各金融機関が、不正口座対策を段階的に強化してきていることは事実です。ただし、どの事案が直接のきっかけになったかを確認することは難しく、本記事では断定しません。

10.最初は「運転免許証を公証して」と言われた

バンコク銀行の窓口で確認したところ、追加の本人確認書類として、日本の運転免許証などを利用できるとのことでした。ただし、条件がありました。

英語に翻訳し、その翻訳が正確であることを公的に証明した書類——要するに、公証付きの翻訳書類が必要だということでした。

当時調べたところ、この翻訳・公証の手続きを業者に依頼すると、概算で約8,000THB程度かかりそうだということが分かりました。これは銀行が請求する手数料ではなく、翻訳・認証サービスを提供する外部業者への費用の目安として私が当時調べたものです。実際の費用は業者・方法によって異なります。

「そこまでして維持しなくてもいいか」と思い、一度そのまま放置しました。

これが後に影響することになります。

11.放置したら、とうとう振込できなくなった

しばらく経ってから、バンコク銀行の口座から送金・振込ができなくなりました。引き出しや残高確認はできるものの、振込操作が受け付けられない状態です。

改めて支店へ行くと、今度は案内が変わっていました。

「日本語のままの運転免許証で構いません。コピーを取って、そのコピーに本人がサインしてください」

最初の案内とは違います。公証もいらない、英訳もいらない。コピーと署名だけで良いということになっていました。

私はその場で運転免許証のコピーを取ってもらい、署名をしました。それだけで、口座の機能は再び使えるようになりました。

この経験から感じたのは、同じ銀行でも、時期や担当者によって案内される内容が変わることがある、ということです。最初に「公証が必要」と言われた案内も、後の「コピーと署名だけでいい」という案内も、おそらく当時のその銀行・担当者がそれぞれ正直に案内してくれた結果だと思います。銀行を批判したいわけではなく、運用が変わることがある、という話です。

ここから得られる教訓は一つ。「以前こう言われた」を過信しないこと。そして、困ったときは早めに支店へ行った方がいいということです。放置したら余計に面倒になりました。

12.カシコン銀行では顔認証登録が必要になった

バンコク銀行での経験と前後して、カシコン銀行でも本人確認の強化がありました。

一定金額以上の送金を行うには、顔認証の登録が必要という案内を受けました。当時の案内では、5万THBを超える送金に顔認証が必要、という内容でした。ただし、この金額や条件が現在も同じとは限りません。2026年現在の条件については、KBank公式サイトまたは窓口でご確認ください。ここでは私が当時受けた案内の内容として記載しています。

顔認証の登録のために、支店へ出向きました。手続き自体はそれほど時間がかかりませんでしたが、「わざわざ窓口まで来ないといけないのか」という感覚はありました。

K PLUSアプリ(カシコン銀行のモバイルバンキング)では、外国人顧客が電話番号を変更する場合などに銀行窓口での手続きが必要なケースがあります。アプリだけで全て完結するわけではない点は、あらかじめ把握しておくと良いでしょう。

📌 K PLUS 外国人向けの手続き案内

K PLUS 外国人利用者向け手続き(KBank公式)

13.口座は「作った後」も管理が必要

タイで銀行口座を持ちたいと思っている日本人の多くは、「作れるかどうか」を気にします。それは当然のことです。でも、実際に住んでみると、開設後の管理が意外に重要だと感じました。

具体的には、次のようなタイミングで銀行への届け出や確認が必要になる可能性があります。

  • Passportを更新したとき(番号が変わる)
  • Visaの種別が変わったとき
  • Work Permitを更新したとき、または失効したとき
  • タイの電話番号を変更したとき
  • 住所が変わったとき
  • タイでの在留資格が変わったとき(例:会社を変わる、退職するなど)
  • 帰国するとき

特に注意が必要なのは、Mobile Bankingの登録情報です。バンコク銀行では、モバイルバンキングで使用する電話番号と銀行に登録した電話番号の一致を求める取り組みを進めています(「1 Mobile Number Per Person」に関する案内が公式サイトにあります)。不正口座対策の一環として、本人の番号との一致確認が強化されています。

カシコン銀行でも、外国人がK PLUSアプリで使用する電話番号を変更する場合には、銀行窓口での手続きが必要になるケースがあります。

「口座は作ったけれど、しばらく使っていなかったら機能が止まっていた」——そういうケースは珍しくありません。特に帰国後も口座を維持したい場合は、残高管理と本人確認情報の更新に注意が必要です。

14.旅行者・観光客への注意

私はWork Permitを持つ駐在員として口座を作りました。これは、一般的に最もタイ国内での銀行口座開設がしやすい立場の一つです。

「タイに旅行に来て、銀行口座を作りたい」という相談を受けることがあります。正直に言うと、現在の状況ではかなり難しいと思っています。

カシコン銀行は公式に、観光目的のビザ・Visa on Arrival・ビザ免除(Free Visa)での口座開設を認めていない旨を案内しています。

ビザの種別によって状況は変わります。現在、タイでは様々なビザ種別があります。

  • 就労ビザ(Non-Immigrant B)+ Work Permit:口座開設のハードルが相対的に低い
  • リタイアメントビザ(Non-Immigrant O-A):銀行によって対応が異なる可能性
  • 結婚ビザ(Non-Immigrant O):同上
  • Destination Thailand Visa(DTV):観光・余暇目的であれば公式ルール上は不可の可能性
  • 観光ビザ・Visa on Arrival:カシコン銀行では公式に不可と案内

銀行ごとに対応は異なります。「バンコク銀行なら観光客でも作れた」「別の銀行では作れた」という体験談が出回っていますが、それが現在も通用するとは限りません。また、支店や担当者によって対応が変わることもあります。

この記事を読んで、「私も行ってみよう」と思うのは構いません。ただ、「ブログに書いてあったから大丈夫」という前提で動くのは避けてほしいと思います。まず自分のビザ種別を確認し、銀行に問い合わせるか、支店へ出向いて現状を確認することをお勧めします。

15.今また口座を作るなら、まず銀行に電話する

もし今あらためて私がタイで銀行口座を作るとしたら、まず銀行に直接確認します。窓口か、電話か、メールか——何でも構いませんが、行く前に現在の条件を確認します。

確認したい事項は以下の通りです。

  1. 自分のVisa種別で口座開設が可能か
  2. Work Permitが必要か(ない場合はどうするか)
  3. 住所証明が必要か
  4. タイの電話番号が必要か(スマートフォンのSIMが必要になる場合がある)
  5. 最低入金額は設定されているか
  6. Mobile Bankingの利用条件(外国人としての手続きが別途必要か)
  7. Debit Cardの発行条件
  8. 海外送金を利用したい場合の手続き
  9. 顔認証の登録が必要か・いつ必要になるか
  10. 帰国後も口座を維持できるか、その条件は何か

可能であれば、実際に行こうとしている支店に電話して確認するとよいと思います。全支店で同じ対応をしているとは限らないためです。私がバンコク銀行でコピーと署名だけで解決できたのも、その支店・担当者の判断でした。

タイ語が難しければ、英語でも対応してもらえる支店を選ぶか、英語が話せるスタッフを指定してもらうことも一つの手です。バンコクの主要商業エリアにある支店は、英語対応が比較的しっかりしている印象でした。

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カシコン銀行・バンコク銀行比較(私の経験ベース)

項目カシコン銀行(KBank)バンコク銀行(BBL)
筆者が開設した時期2023年前後2023年前後
開設目的給与振込・生活費全般Rabbit Cardへのチャージ等
筆者が使った主な書類(記憶ベース)Passport・Non-Immigrant Visa・Work Permit等Passport・Work Permit等
Mobile BankingK PLUSBangkok Bank Mobile Banking
クレジットカード作成経験あり(アクティベーション必要だった)今回は作成せず
投資信託(Mutual Fund)口座開設・利用経験あり今回は利用せず
追加本人確認の経験顔認証の登録が必要になった運転免許証コピーの提出・署名が必要になった
送金制限の経験一定金額以上で顔認証必須になった本人確認未提出で振込ができなくなった
2026年現在の条件KBank公式サイトで最新情報を確認BBL公式サイトで最新情報を確認

※表中の内容は筆者の経験をもとにした記録です。現在の条件・手続きとは異なる可能性があります。


タイ銀行口座開設前チェックリスト

※以下は確認すべき事項の目安です。最新の銀行公式条件に合わせてご確認ください。

確認項目メモ・注意点
Passport(有効期限の確認)残存期間に注意。更新した場合は銀行への届け出も必要な場合がある
Visaの種別Non-Immigrant Visaが基本。観光ビザ・VOA・ビザ免除は不可(カシコン銀行)
Work Permit就労目的の口座開設では原則必要。更新時・失効時の銀行手続きを確認
タイの住所証明必要かどうかは銀行・支店に確認
タイの電話番号(SIM)Mobile Banking登録に必要な場合がある。SMS認証に使用
日本の本人確認書類運転免許証など。本人確認強化時に求められる場合がある
初回入金用現金最低入金額の有無を事前に銀行で確認
給与証明・勤務証明クレジットカード申請時などに必要になる場合がある
Mobile Bankingの利用条件外国人向けの追加手続きが必要な場合がある(窓口での登録など)
Debit Card発行条件・海外利用可否を確認
海外送金の利用予定手続き・手数料・金額制限を事前確認
投資口座(Mutual Fund等)が必要か別途窓口での手続きが必要。条件を確認
Passport更新時の手続き番号変更のため銀行への届け出が必要な場合がある
帰国後も維持できるかWork Permit失効・日本帰国後の継続条件を確認
顔認証の登録一定金額以上の送金に必要な場合がある(KBank)。条件は変更の可能性あり

「私の経験」と「現在の公式ルール」の比較

項目私の経験(2023〜2025年)2026年現在の公式ルール
KBank口座開設に使った書類Passport・Visa・Work Permit等(記憶ベース)Passport+Non-Immigrant Visa+入国目的証明書類(公式)
観光ビザでの開設当時は確認していない観光ビザ・VOA・ビザ免除では不可(KBank公式)
BBL口座開設Passport+Work Permitで開設(記憶ベース)窓口での直接手続きが必要(BBL公式FAQ)
追加本人確認2025年ごろから求められた各銀行で本人確認強化が進行中(最新情報は公式で確認)
KBank顔認証5万THB以上の送金に必要(当時の案内)現在の条件はKBank公式サイトで確認が必要
BBL電話番号管理当時は特に意識していなかった1 Mobile Number Per Person方針を推進中(BBL公式)
帰国後の口座維持経験中(Work Permit失効後の維持条件を確認中)各銀行に個別確認が必要

帰国・Work Permit失効後に確認したいこと

帰国後も口座を維持したい場合は、以下の点を銀行へ確認することをお勧めします。

  • Work Permit失効後も口座を継続できるか
  • Passportを更新した場合、銀行への届け出はどうするか(帰国後に可能か)
  • 日本の電話番号へのSMS認証が機能するか
  • Mobile Bankingを帰国後も継続利用できるか
  • 残高が一定以下になると口座維持手数料が発生するか(KBankは残高2,000THB未満・1年以上未使用で月50THBの維持費がかかる場合がある)
  • 口座を解約したい場合は帰国後にどう対応するか(バンコク銀行公式FAQでは、口座解約には本人が支店へ来ることが原則)

特にバンコク銀行の公式FAQには「口座の解約は本人がタイ国内の支店へ来る必要がある」という案内があります。帰国後に遠隔で解約することは、現在の公式ルール上は難しい状況です。


まとめ

私がタイへ赴任した当時は、Work Permitを持っていたこともあり、銀行口座の開設でそれほど苦労した記憶はありません。

カシコン銀行の口座は出社初日に会社スタッフと一緒に作り、バンコク銀行も自分一人で比較的スムーズに開設できました。

しかし、その後は状況が変わりました。本人確認書類の追加提出を求められたり、送金ができなくなったり、顔認証のために支店へ行ったりしました。

この経験から感じたのは、タイの銀行については「以前はこうだった」という情報を、そのまま現在へ当てはめない方がよいということです。特に外国人の口座開設やMobile Bankingについては、不正口座対策などによって運用が変わることがあります。

私の経験は一つの参考にはなると思います。ただ、これからタイで口座を作る方は、この記事を読んだうえで、最後は必ず自分が利用する銀行・支店へ最新条件を確認してみてください。

タイでは銀行口座があると、QR決済、家賃、公共料金、投資など生活の利便性が大きく変わります。長期滞在や駐在を考えている方にとって、銀行口座はかなり重要な生活インフラの一つだと、実際に暮らしてみて感じました。


読者への問いかけ

タイで銀行口座を作った経験はありますか?最近では、どの銀行でどんな書類が必要だったか、ご自身の経験があればぜひコメントで教えてください。

また、帰国後も口座を維持している方、すでに解約した方、その後どうなったかという話も参考になります。


公式情報リンク一覧

この記事の作成にあたり、以下の公式情報を参照しています。最新情報は各公式サイトで必ずご確認ください。

カシコン銀行(KASIKORNBANK)

バンコク銀行(Bangkok Bank)

プロフィール
この記事を書いた人
さいかすたろう

さいかすたろう|45歳からの自由研究

20年以上会社員として働きながら、不動産投資と資産形成を続けてきました。現在は総資産3億円。退職後の自由な暮らしを目指して挑戦中です。同じ悩みを持つ方の参考になる情報を発信しています。

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