子どもへのお金の教育、どこまで話すか——これは今でも正直迷っている。
自分自身は誰かに教えてもらったわけじゃない。本を読んで、失敗して、少しずつ覚えてきた。妻にも結婚当初から投資の話をして、キャッシュと投資のバランスを一緒に考えてきた。妻は時短勤務で年収500万円前後の時期もあったが、それでも数千万円の資産を築いている。自分で考えて動いてくれた結果だ。
子どもたちにも、そういう力をつけてほしい。ただ、「投資を教える」のとは少し違う。うまく言葉にできないけれど、この記事ではその気持ちを書いてみようと思う。
【目次】
まず漫画の本を渡した
長男が中学3年生、次男が小学6年生だ。
本格的な投資の話をするには、少し早い気もする。でも何もしないより、興味のとっかかりだけでも作れればと思って、まず漫画を使った本を渡した。難しい言葉が並ぶ本では続かない。でも物語や図解が入っていると、意外と自分から読んでくれる。
特に参考にしてほしい本を2冊紹介しておく。
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子ども向けのお金の本を選ぶとき、「難しすぎない」「でも本質はズレていない」ものを選ぶのが難しい。これらは自分で読んでみて、子どもに渡しても違和感がないと思ったものだ。子どもが自分でページをめくって読んでいる様子を見ると、まずそれだけで十分だと思えた。
「パパ、不動産持ってるの?」
先日、長男からこんなことを聞かれた。「パパ、不動産を持っているの?」
少し驚いた。そういう話が子どもの間で出てくる時代なんだと思った。どうやら友達との会話でそういった話になったらしい。情報があふれているから、親が話さなくても子どもたちは自分で何かを拾ってきている。
嘘をつく気にはなれなかった。「持っているよ」と正直に答えた。
それから、少しずつ話すようになった。何棟あるか、どんな物件か。全部を一度に説明するわけではなく、聞かれたことに答える形で。
物件の前を通るとき
一棟は家の近所にある。子どもと一緒に通ることもある。そういうとき、「これがパパの物件だよ」と教えるようにしている。
「何部屋あるの?」「一部屋いくら?」——興味深々な顔で聞いてくる。
家賃がいくらかも、だいたいは正直に話した。入居者さんがいることも、その家賃でローンを返しているということも。全部は分からなくてもいい。「ふーん、そういうしくみなんだ」くらいの感覚で聞いていてくれれば十分だと思っている。
ただ、親が「儲かっている」という雰囲気を出しすぎないようには気をつけている。投資は簡単なものじゃないし、うまくいかないこともある。それも含めて伝えていかないと、「お金は勝手に増えるもの」という誤解が生まれてしまう。
不動産投資家になってほしいわけじゃない

これは正直に言っておきたい。
子どもたちに「不動産をやれ」「株をやれ」と言いたいわけじゃない。投資の道に進んでほしいとも、特に思っていない。
本当に伝えたいのは、「自分がしたいことを突き詰めてほしい」ということだ。何になりたいか、何が好きか——それを見つけて、真剣にやってほしい。その上で、どんな人生を歩むとしても、お金のことが分かっていると選択肢が増える。そのための土台を作ってほしい。
不動産や投資は、夢を諦めるためのものじゃない。夢を追い続けるために、何があっても生活が成り立つ仕組みを持っておく——そういう使い方をしてほしいと思っている。
自分がそう思うのは、自分自身がそういう順番で動いてきたからだ。会社員として20年以上働きながら、その裏で不動産を積み上げてきた。あの積み重ねがなければ、今のように退職を考えることもできなかった。
妻が自分で資産を作った話

子どもたちにとって、親の姿勢は言葉より伝わるものがある気がする。
妻は、自分で投資を続けて資産を作ってきた。時短勤務をまだ続けている。年収がそれほど多くない時期もあった。それでも、コツコツと続けてきた結果が今ある。
私がアドバイスをしたことはあるが、最終的に動いたのは妻自身だ。「やれと言われたから」では続かない。自分で考えて、自分で判断して動いた結果だと思う。
子どもたちにも、同じことを望んでいる。親が全部教えることはできないし、そうすべきでもないと思っている。きっかけを作ることはできる。でも動くのは、本人だ。
これからも少しずつ
まだ子どもたちへのお金の教育は途中だ。どこまで伝えるのが正しいかも、まだ分からない。
ただ、聞かれたことには正直に答える。一緒に物件の前を通る。本を渡してみる。そういうことを積み重ねていくしかないと思っている。
大事にしているのは「押しつけない」ことだ。興味を持てないことは覚えられない。自分から「聞きたい」と思うタイミングに、ちゃんと話せる親でありたいと思っている。
📌 子どものお金教育で私が大切にしていること
- 聞かれたことには、正直に答える
- 「不動産をやれ」とは言わない——自分がしたいことを優先してほしい
- お金は「勝手に増えるもの」ではなく、考えて動くもの
- 漫画や絵が多い本で興味のとっかかりを作る
- 失敗談も隠さない——FXで300万溶かした話もいつか話すつもり(笑)
まとめ
子どものお金教育に正解はないと思っている。でも、何もしないよりは何かしたい。
長男が「不動産って持ってるの?」と聞いてきたあの日から、少しずつ話せるようになってきた。まだ始まったばかりだし、どこに行き着くかも分からない。でも、親が本気でお金と向き合っている姿を見せることが、一番の教育かもしれないと最近は思っている。
子どもたちには、自分のしたいことを全力でやってほしい。その上で、何があっても生きていける力を持っていてほしい。それだけだ。
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