正直に書きます。7月のFXは、完敗でした。
以前の記事でも書きましたが、先月から資金を8万円から100万円に増やしました。直近の半導体ブームで株で増やせた100万円を使っていたので、「株で作った資金だし、メンタル的には余裕で乗り越えられるだろう」と考えていました。
甘かったです。
トレードをしながら、自分でも感情に流されているのがわかっていました。それでも止められなかった。終わってから振り返るのも恥ずかしいのですが、記録として残しておくことにします。同じような経験をしている方の参考になれば幸いです。
【目次】
- ChatGPTに1年分の売買履歴を解析させた
- 全体の成績
- 7月だけ切り出すと別世界だった
- 最大の原因:ロット数
- 勝っていたときのパターン
- 負けているときのパターン
- プロスペクト理論そのものだった
- 自分でも気づいていたこと
- 「お金の重み」が変わったという指摘
- これからどうするか
ChatGPTに1年分の売買履歴を解析させた
何がいけなかったのか、感覚だけで振り返っても同じことを繰り返すと思いました。そこで、FX口座の売買履歴データ(約1年分)をCSVで書き出し、ChatGPTに読み込ませて分析してもらいました。
やってみると、思っていた以上に具体的な結果が出てきました。自分では「なんとなくわかっている」つもりだった弱点が、数字として可視化されると、言い訳のしようがない形で目の前に出てきます。
全体の成績
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 総取引数 | 45回 |
| 総損益 | +90,348円 |
| 勝率 | 64.4% |
全体で見ると、約9万円のプラスで勝率64%。悪くない数字に見えます。ただ、これは7月の惨敗を含んだ数字です。7月以前の成績が良かったから、トータルではプラスに踏みとどまっているだけです。
7月だけ切り出すと別世界だった
| 期間 | 勝率 | 平均ロット | 損益 |
|---|---|---|---|
| 2025年9月〜2026年6月 | 72.7% | 9.5 Lot | +226,514円 |
| 2026年7月 | 41.7% | 47.6 Lot | −136,166円 |
7月以前の約10ヶ月で22万円超のプラス。その積み上げを、7月の1ヶ月で半分以上削ったことになります。勝率も73%から42%へ急落しています。同じ人間が同じ方向のトレードをして、これだけ結果が変わるということです。
最大の原因:ロット数
ChatGPTが最初に指摘したのは、ロット数でした。
| 7月以前 | 7月 | |
|---|---|---|
| よく使っていたロット数 | 5・10・20 Lot | 70・80・100 Lot |
| 平均ロット | 9.5 Lot | 47.6 Lot(約5倍) |
ロット数が約5倍になっていました。資金を100万円に増やしたことで、感覚的には「もっと張れる」と思ったのだと思います。しかし、ロットが増えるということは、1pipsの動きで生じる損益が5倍になるということです。
勝っていたときのパターン
ChatGPTによると、私の取引の一貫した特徴はUSDJPYのショート(円高方向を狙うスタイル)でした。方向性は変わっていません。
そして、保有時間で成績を分けると、はっきりした差が出ていました。
| 保有スタイル | 取引数 | 平均損益 |
|---|---|---|
| 数日〜数週間保有(スイング) | 40回 | +5,005円 |
| 数分〜数十分で決済(スキャルピング) | 数回 | −17,793円 |
スイングで保有した取引は平均プラス、スキャルピング的な短時間決済は平均マイナス。差額が2万円以上あります。
勝っているときのパターンは単純です。エントリーして、放置して、目標まで待つ。それだけでした。
負けているときのパターン
一方、負けているときは次のような流れになっていました。
↓
怖くなる
↓
早めに切る
↓
また入り直す
↓
さらに負ける
7月の大きな損失を並べると、-54,000円、-36,936円、-31,840円が連続しています。一方で利益は+16,080円程度が中心で、損失の方が圧倒的に大きい。「損小利大」が理想のはずが、その逆になっていました。
プロスペクト理論そのものだった
ChatGPTはこれを「プロスペクト理論そのものです」と指摘しました。
プロスペクト理論とは、行動経済学の概念で、「人間は利益よりも損失を大きく感じる傾向がある」というものです。同じ1万円でも、得る1万円より失う1万円の方が心理的インパクトが大きい。その結果、利益は早く確定したくなり、損失は「いつか戻るかも」と先延ばしにしたくなります。
私の7月のトレードはまさにその通りでした。利益が出るとすぐ確定。含み損が出ると早く切れずに引っ張り、あるいは怖くなって小さなロスで切ってすぐ入り直し、またロスになる——という繰り返しです。
理屈ではわかっている。でも感情がそれを許さない。そのギャップが数字に出ていました。
自分でも気づいていたこと
今回は日銀の為替介入という特殊な事情もありました。ただ、それを言い訳にしたくない気持ちもあります。
自分のトレードを振り返ると、感情的に何度も入っては、ストップロスで引っかかる、というパターンが何度もありました。それがわかっていながら止められなかった。なぜかというと、ロットが上がったことで「数字の重み」が変わっていたからだと思います。
以前は10万円の資金のなかで含み損が2万円出ても、「円安基調は変わらないから、待てる」と感じていました。ポジションを放置できていたのです。
ところが100万円・70〜80Lotになると、2〜3万円の含み損はあっという間にやってきます。しかもロット数が多い分、値動きの影響をそのまま数十万円単位で受けることになります。以前と同じ「円安基調だから待てる」という判断が、数字が大きくなった途端にできなくなりました。
「お金の重み」が変わったという指摘
ChatGPTが一番鋭かったのは、以下の指摘でした。
7月は手法が変わったというより、資産が増えたことで「お金の重み」が変わり、心理状態が変化した可能性が高いです。
以前なら5Lotで含み損3万円でも冷静でいられたものが、80Lotでは数十万円単位で損益が動くため、ルール通りに保有することが難しくなります。その結果、損切りが遅れる、利益を早く確定する、焦って再エントリーする、という悪循環が起きやすくなります。
まさにこの通りでした。手法が急に通用しなくなったわけではない。ロットを増やしたことで、これまで守れていたルールが崩れた——それが7月の敗因です。
これからどうするか
今回の経験を踏まえて、考え方を変えることにしました。
まず、損益を「円」ではなく「資金に対するパーセンテージ」で見るようにします。含み損が3万円出ても、100万円の資産に対して3%と考えれば、以前と同じ判断基準で考えられるはずです。金額に反応してしまう自分がいるなら、金額で見なければいい。
また、スイングに徹します。ChatGPTの分析が示した通り、数日〜数週間保有した取引は平均プラスで、短時間の売買は平均マイナスでした。私はスキャルピングに向いていません。チャートを見続けていると感情で動いてしまう。それなら、エントリーしたら放置するという自分のスタイルを守ることの方が、余計な戦略を試すより大切です。
それから、これは余談ですが——実は金(ゴールド)の投資ではすでに500万円程度の含み損を抱えていたりします(笑)。それと比べれば、今回の13万円の損はまだ小さいものです。その視点で見ると、少し気が楽になります。ただ、だからいいという話ではなく、メンタルを作る上での比較として。
しばらくは現在の100万円を維持しながら、20%程度(約20万円)のドローダウンまでは耐えるつもりでポジションを持ち続けるようにしたいと考えています。円高基調が続くという前提は変えていません。ただ、方向感が正しくても、ロットとメンタルが崩れれば負ける——それが今回の教訓です。
自分の弱点がはっきりしました。ここからです。
ChatGPTで売買履歴を分析するという手法、自分では意識していなかった弱点が出てきて、やってみる価値はありました。負けたことは変わりませんが、なぜ負けたかが明確になったことは、次に活かせると思っています。
FXで似たような経験をしている方、ロットを増やしてから成績が変わってしまった方——ぜひコメントで教えてください。
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