FXを再開しました。正確には、2年ほど前から少しずつ戻ってきていました。
20年前、FXで大きな痛手を負ったことがあります。詳細は書きませんが、当時は損失がメンタルに深く刺さって、しばらくFX自体を見るのも嫌な時期がありました。そのまま20年間、FXはやらないでいました。
それがなぜ今また再開したのか。そして2年間でどういう成績を残せたのか。今回はその記録を書きます。
先に言っておくと、派手な話ではありません。8万円スタートで、2年かけて30万円を超えたという話です。金額だけ聞くと「それだけ?」と思うかもしれない。でも私には、この成功体験に大きな意味があります。
【目次】
- なぜ今、FXを再開したのか
- 再開後に買った本
- 8万円スタート、少数精鋭という方針
- 2025年の成績——19回のトレードで2倍
- 2026年の成績(7月現在)——勝率を上げながらロットを拡大
- この成功体験を100倍にする、という考え方
- メンタルについて、正直に書く
- 100万円を追加投入することにした
- まとめ——FXに正解はない。でも間違いはある
なぜ今、FXを再開したのか
退職を決めたこととも関係しています。
退職後の収入の柱は不動産です。ただ、不動産収入は月次でほぼ固定されていて、急に増えるものではありません。株の配当もそうです。インデックス投資はさらにゆっくりです。
何か、もう少し短いスパンで動かせる収入源を作れないか。そう考えたとき、頭に浮かんだのはやはりFXでした。20年前に痛い目を見た相手ですが、逆に言えばそれだけ真剣に向き合ったこともあった。
「今度は違うアプローチでやってみよう」と思いました。当時と今とでは、メンタルも資産状況も、リスク許容度もまったく違います。まず小さく始めて、自分が今も通用するかどうか確かめてみる。それが最初の動機でした。
再開後に買った本
再開後にもっと本格的に最新のトレンドを知りたいと思って本を買いいました。
こちらの本です。もともと、ダウ理論をちゃんと理解したくて購入しました。

正直に言うと、テクニカル分析の教科書としては、期待していたほど充実していませんでした。そこは少し拍子抜けした(笑)。
ただ、著者が本当に伝えたかった部分——資金管理とマインドセット——については、激しく同意しました。この2点については、なぜFXで人は負けるのかを本質的に突いています。
一つだけ書くとすれば、「生涯のトレード回数は少ない方がいい」という考え方です。最初読んだとき、「え、なぜ?」と思いました。でも読み進めるうちに、そして実際にトレードしながら、この言葉の意味が少しずつ理解できるようになりました。
ただ、これは経験を積んでから読まないと刺さらないかもしれません。私が20年前にこの本を読んでいたとしても、おそらく「なるほど」で終わっていた。大きな痛手を負ってこそ、「そういうことだったのか」と腑に落ちる話だと思います。
8万円スタート、少数精鋭という方針
2025年1月、8万円を入金してトレードを始めました。
最初から「たくさんトレードしない」と決めていました。勝てる場面に絞って入る。エントリーしたい気持ちが出ても、自分が決めた条件に合わなければ見送る。「何かポジションを持っていたい」という衝動は、FXで損する人間の典型的な行動パターンです。私も20年前はそうでした。
だから今回は意図的に逆を行く。ポジションがない状態をできるだけ普通のこととして受け入れる。その練習でもありました。
2025年の成績——19回のトレードで2倍
2025年、1年間でトレードした回数は19回でした。
この数字を見て、少ないと感じる方もいると思います。私も当初は「もっとできるんじゃないか」と思う場面がありました。でも19回に絞った結果、以下の成績になりました。
📌 2025年 FX成績(1月〜12月)
| トレード回数 | 19回 |
| 勝ちトレード | 約8回 |
| 総ロット数 | 170 Lot |
| pip損益 | +20,666 pips |
| 売買損益 | +57,945円 |
| スワップ損益 | +24,526円 |
| 決済損益合計 | +82,471円 |
8万円が、年末には約16万円になっていました。元本比でほぼ2倍です。
勝率は高くありません。19回中8回程度の勝ちなので、勝率は4割ちょっとです。でも数字の通り、負けたときは小さく、勝ったときは大きく取れていました。これがFXで生き残るための基本中の基本ですが、実際にできるかどうかはまったく別の話です。
これを1年間、崩さずにできたことが、今回の一番の収穫でした。
2026年の成績(7月現在)——勝率を上げながらロットを拡大
2025年末で元本が2倍になったことで、2026年からはロット数を増やしてのぞみました。トレード回数も少し増やす意識で。
7月現在の数字です。
📌 2026年 FX成績(1月〜7月現在)
| トレード回数 | 16回 |
| 勝ちトレード | 13回(勝率81%) |
| 総ロット数 | 671 Lot |
| pip損益 | +12,942 pips |
| 売買損益 | +120,600円 |
| スワップ損益 | +30,381円 |
| 決済損益合計 | +150,981円 |
2026年は7ヶ月で、すでに2025年1年間の約1.8倍の利益が出ています。ロット数が4倍近くになっていることと、勝率が上がっていることが効いています。
16回中13回の勝ちは、運ではないと思っています。「勝てる可能性が高い場面に絞って入る」という基準が、少しずつ精度を上げてきている実感があります。
8万円スタートから今(2026年7月)で、累計損益は約23万3,000円。元本と合わせると、口座残高は30万円を超えています。
この成功体験を100倍にする、という考え方
「8万円が30万円になった」という話は、金額だけ聞くと大した話に見えないかもしれません。でも私はこの数字を、別の見方もしています。
8万円を100倍の800万円でスタートしていたら、同じ割合でトレードを続ければ、2年間で3,000万円になる可能性がある。これは計算上の話です。でも「同じ割合でできるかどうか」は、ロットが100倍になっても同じメンタルで動けるかどうかにかかっています。
今回、少額でやってきた意味はここにあります。「このやり方で自分は勝てる」という実感と自信を積み上げること。その下地ができてから、初めて資金を増やす意味が出てきます。
順番が逆になると、どうなるか。大きな資金を入れてから「どうやって勝つか」を考え始めると、メンタルが先に崩れます。これは20年前に身をもって経験済みです。
メンタルについて、正直に書く
投資——特に短期のトレードにおいて、メンタルの問題は技術の問題と同じくらい、あるいはそれ以上に重要です。
短期間で大きな損失を出すと、「取り返さなければ」という感情が出てきます。これが一番危ない。焦りから、もともと決めていたルールを破り始める。ロットを無理に増やす、損切りを先延ばしにする、チャンスでもないのにエントリーする。
私も20年前は、これで全部やらかしました。
今回2年間やってきて気づいたのは、「今日負けても、ルールを守っている限り問題ない」という感覚を持てるかどうかが分岐点だということです。その感覚は、最初から持てるものではありません。小さな勝ちと小さな負けを何度も経験しながら、少しずつ育てていくものだと思っています。
先ほど紹介した本にも、この話が書いてあります。読んで「なるほど」と思っても、できるようになるのは別の話。でも「なるほど」と思う前に実践するより、理解してから実践する方がずっと早いです。
100万円を追加投入することにした
ちょうど株の利益で100万円ができました。この資金をFXに追加で入金して、ロット数をさらに上げていくつもりです。
ただ、ここで一つ意識していることがあります。
この100万円は「捨ててもいいお金」だと思ってやるということです。
これは無責任に見えるかもしれませんが、実はそうではありません。「絶対に守らなければいけないお金」でトレードすると、損失を出したときの感情的反応が強くなりすぎます。「取り返さなければ」という焦りが、ルール破りにつながる。これを防ぐためにも、入金したお金はすでに「使い切った」と思ってトレードする方が、冷静でいられます。
この考え方も、あの本に書いてありました。当時読んだときは「そういうものか」で流していましたが、今は深く理解できます。
不動産収入が安定しているからこそ、この感覚でいられる部分もあります。FXに入金したお金が仮にゼロになっても、生活には影響しない。その安心感がトレードの冷静さを保つ土台になっています。
まとめ——FXに正解はない。でも間違いはある
FXに「これをやれば必ず勝てる」という方法はありません。ただ、「これをやれば負ける」というパターンはかなり明確にあります。
負けるパターンの代表は、「エントリーしたい気持ちからポジションを持つ」「損失を取り返そうとしてロットを無理に増やす」「損切りを先延ばしにする」——これだけでも意識して避けるだけで、成績はかなり変わります。
私は今回の2年間で、その「やらないこと」の実践に集中しました。それが19回・16回という少ないトレード回数につながり、結果的に収益が積み上がりました。
今後は追加の資金を入れながら、引き続き進捗を共有していきます。うまくいかないことがあれば、それも正直に書くつもりです。成功だけを書くブログには、あまりしたくないので。
📚 今回紹介した本
資金管理とマインドセットについて書かれたFX本(Amazon)
テクニカル分析の教科書としてはやや物足りない部分もありますが、FXで生き残るための本質——資金管理とメンタル——については、他の本にはない明確さで書いてくれています。過去に失敗した経験がある方ほど、刺さると思います。
📣 FX、やっていますか?
退職後の収入源としてFXをやっている方、あるいはかつてやっていた方がいれば、ぜひコメントで教えてください。「再開して良かった」「やめて正解だった」どちらの話も聞いてみたいです。特に「トレード回数を絞る」という考え方についての感想も。
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※本記事は筆者個人のFX取引の記録です。FXは元本保証のない取引であり、損失が発生するリスクがあります。投資はご自身の判断と責任で行ってください。記事内のアフィリエイトリンクを含む商品紹介については、購入の強制・推奨を意図するものではありません。


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