【目次】
- 地震の安否確認LINEから始まった
- ついでに、退職のことを伝えた
- 姉の第一声は「体調は大丈夫?」だった
- 次は「嫁は何て言っているの」だった
- 資産のことは話さなかった
- 「健康で、何とかなりそうならいい」
- 普通の感覚からすると、不思議に見えるのだと思う
- でも、気づいてしまったら戻れなかった
- 後悔するとしたら、動かなかった方だと思っている
1.地震の安否確認LINEから始まった
昨日、東京で地震がありました。
少しして、田舎に住む実の姉からLINEが届きました。「大丈夫だった?」という安否確認と一緒に、近くに住む両親も変わりなく元気だという報告をしてくれました。そして最後に「たまには帰っておいで」と。
姉らしい連絡です。遠くから、こういうタイミングに気にかけてくれる人です。
私は退職を決めてから、地元に帰って両親にも直接話さないといけないと思っていました。会社を辞める前に、それだけはしておきたかった。姉への返信を書きながら、「これは伝えるタイミングかもしれない」と思いました。
2.ついでに、退職のことを伝えた
心配してくれたLINEに対して、また別の心配をかけることになるかもしれない。そう思いながらも、文章を打ちました。
会社を辞めるつもりでいること。もう意思は固まっていること。近いうちに田舎にも帰りたいこと。
ちょうどいいタイミングだったというより、このまま黙っていても仕方がない、と思った、という方が正確かもしれません。
3.姉の第一声は「体調は大丈夫?」だった
しばらくして返信が来ました。
「体調は大丈夫?」
これが最初の一言でした。
姉の旦那さんは、以前に仕事が合わず精神的に参ってしまい、会社を辞めたことがあります。だから姉にとって「会社を辞める」という言葉は、病気や体調不良と結びついているのかもしれない。そう気づいて、少し胸に来るものがありました。
「健康は全然問題ない。体調が理由ではない」ということをすぐに伝えました。
4.次は「嫁は何て言っているの」だった
健康の確認が終わると、次はこれでした。
「奥さんがなんて言っているの? OKしているの?」
これも姉らしい聞き方です。嫁さんがどう思っているかを最初に確かめようとする。家族全体のことを気にしている。
妻も働いていること、「何とかなる」と言ってくれていることを伝えました。妻が受け入れてくれているという事実は、姉への説明としても一番分かりやすかったと思います。
📚 妻に退職の話をしたときのことは別の記事にも書いています。→ [妻に退職を伝えた話]
5.資産のことは話さなかった
不動産の収入があること、法人で資産を運用していること——そういったことは、姉には今まで一度も話したことがありません。今回も話しませんでした。
伝える必要がないというより、伝えても却って心配が増えるだけかもしれない、と思っています。お金のことは、自分と妻の間で話し合って決めたことで、姉を巻き込む話ではないとも感じています。
ただ、「お金は何とかなりそう」とだけ、曖昧に伝えました。それが今の自分が家族に対して言える、正直なところでした。
6.「健康で、何とかなりそうならいい」
姉からの返信はこうでした。
「あなたが健康で問題なくて、何とかなりそうならそれでいいけど。」
心配はしている。でも、弟の判断を受け入れてくれている。そういう一言でした。
この言葉が、思っていた以上にありがたかった。背中を押してくれるような言葉ではないけれど、受け止めてもらえたという感じがしました。
近々田舎に帰ることだけを伝えて、やり取りを終えました。
7.普通の感覚からすると、不思議に見えるのだと思う
LINEをやり取りしながら、姉の立場になって考えていました。
40代で会社を辞める。子どもにこれからお金がかかっていく。今の生活を自分から手放す——普通の感覚からすると、なぜそんなことをするのか、ぴんと来ないのが当然だと思います。
今の生活に何も引っかかりがなく、家族と平和にやっていけているなら、わざわざ変える必要はどこにもない。そういう人が多いはずだし、それはそれで幸せな生き方だと私も思っています。
だから姉に「なぜ」と問い詰められなかったことは、少し気が楽でした。きっと、全部は理解できなくても、受け入れてくれようとしているのだと思います。
8.でも、気づいてしまったら戻れなかった
自分でも、なぜここまで踏み出そうとしているのかを、うまく言語化できていない部分があります。
ただ一つ、はっきりしていることがあります。
今の道を進んだ先に、自分が本当にやりたい人生があるとは思えなくなってしまった。一度そう気づいてしまったら、耐え続けることができなくなりました。
不満だから辞めるのでも、嫌いだから辞めるのでもありません。ただ、このまま進んだ先の景色が見えてしまって、「それではないな」と感じてしまった。その感覚は、いくら時間が経っても消えませんでした。
だから変えることにしました。そう覚悟した、ということです。
📚 退職を決めるまでのことは、こちらにも書いています。→ 人間万事塞翁が馬|退職・転職・人生の転機に迷ったとき思い出してほしい言葉
9.後悔するとしたら、動かなかった方だと思っている
不安がないかと言えば、あります。
これから困難なこともあるだろうと思います。思ったようにいかないこともあるはずです。
ただ、今回の選択を後悔することはないだろう、という気持ちがあります。
むしろ、このまま何も変えずに過ごして、最後の瞬間に「動き出さなかった」ことを後悔する方が怖い。それだけははっきりしています。
姉には「近々帰る」と伝えました。両親にも直接話すつもりです。
それが終われば、いよいよ一歩一歩、具体的に動き出していきます。
このブログには、そのプロセスを書いていくつもりです。うまくいくことも、うまくいかないことも、全部含めて。これからの話を、ここで読んでもらえたらと思います。
まとめ
地震の安否確認LINEをきっかけに、姉に退職の意思を伝えました。姉の第一声は「体調は大丈夫?」で、次は「嫁は何て言っているの?」でした。
資産のことは話しませんでした。「お金は何とかなりそう」とだけ、曖昧に伝えました。
「健康で問題なくて、何とかなりそうならいい」という言葉をもらいました。心配はしている。でも受け入れてくれた。それで十分でした。
普通の感覚からすると、40代での退職は理解しにくいことだと思います。それは分かっています。でも、気づいてしまったからには、変えるしかなかった。
後悔するとしたら、動かなかった方だと思っています。だから動くことにしました。
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